2024/11/11
お知らせ
皆様は普段、お酒を飲んでいますか? お酒は芸能人のCMなどでも流れるように「うまい。おいしい。楽しい」といったポジティブな印象があって、あまりネガティブな印象はないように思われがちです。日本はお酒の伝統文化が国民の生活に深く浸透しています。しかし、その一方で、不適切な飲酒は健康障害につながります。(健康に配慮した飲酒に関するガイドライン2024.2.9厚生労働省:参照)
健康日本21(第二次)では、生活習慣病のリスクを高める飲酒量について男性では純アルコールで1日当たり40g以上,女性では20g以上とされ、一般的に男性と比較して女性はアルコールを分解する力が弱いと言われています。また、性別だけでなく、体質や体格、年齢などもアルコールを分解する力に影響を及ぼします。
具体的に純アルコール20gとは、ワイン(約12~15%)でグラス1杯、ビール(5%)で中ジョッキ1杯、缶酎ハイ(7%)350mlで1本程度の量が目安になります。 「これらの量は個々人の許容量を示したものではありません」
アルコール健康障害の発生を防止するため、一人一人がアルコールに関連する問題への関心を深め、適切な飲酒量を理解し不適切な飲酒を減らしていく必要があります。当院においてもSBIRTSをはじめとし、各地域においてアルコール健康障害の早期発見、早期介入、切れ目のない治療・回復支援を実現していくため内科、救急等と連携を取りながら活動をすすめています。
次回12月12日「アルコールによる害を減らす」
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