医療法人寛容会 森口病院

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アルコールによる害を減らす

2025/11/12

お知らせ

皆様、こんにちは! 私たちは日頃から、お酒との付き合い方に悩む多くの方をサポートしていますが、お酒は本来、人生を豊かにしてくれるものです。「やめる」ことだけが解決策ではありません。大切なのは、お酒が体に与える害を理解し、そのリスクを賢く減らすことです。

長く健康に楽しむための3つの賢い工夫

1. 飲酒量を「意識的」にコントロールする

  • 目安を守る: 健康リスクを低くする目安は、1日あたり純アルコール20g程度まで(例:ビール中瓶1本)。
  • 女性・高齢者はさらに少なく: アルコール分解能力の違いから、特に控えめにしましょう。

2. 飲み方を工夫して体を「守る」

  • 水を飲む(チェイサー): お酒と同量以上の水を飲み、脱水と急激な血中濃度の上昇を防ぎ、飲むペースを落としましょう。
  • 「空腹」で飲まない: 飲む前に高タンパク質の食べ物(肉、魚、枝豆など)を摂り、アルコールの吸収を穏やかにしましょう。
  • 寝酒は避ける: 寝る前の飲酒は睡眠の質を低下させ、さらに量が増える悪循環を生むため、絶対にやめましょう。

3. もしもの時は専門の知識を「頼る」

  • 減らせないのは病気のサイン: 飲酒量をコントロールできなくなったら、それは「意志が弱い」のではなく、依存症という脳の病気かもしれません。
  • 専門機関へ相談: 一人で抱え込まず、依存症専門病院、地域の保健所などに相談する勇気が、健康を取り戻す賢明な一歩です。ご家族の相談窓口もあります。

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