2024/11/14
お知らせ
アルコールの問題は、家族に大きな影響を与えることがあります。
もし、家族の一人が飲酒習慣をコントロールできなくなると、その影響は本人だけでなく、周囲の人々にも波及します。家族は、その状況に対してどのように対処すべきか悩み、時には無力感を抱くこともあるでしょう。
たとえば、父親が毎晩のように飲むようになると、家庭の雰囲気が変わります。最初は「少し飲むだけだから」と言い訳をし、家族も「仕事の疲れを癒すためだ」と理解しようとするかもしれません。しかし、徐々に飲む量が増えていくと、次第に家族とのコミュニケーションが減り、家庭内で孤立する場面が増えます。そうすると、父親に対して他の家族が感じる不安や緊張感も強くなっていきます。
子供たちは特に敏感で、親の変化を察知しやすいです。小さな子供であればあるほど、何が起こっているのかを理解するのが難しく、不安やストレスを抱えることが多いです。思春期の子供は
自分の心の中を表現できず言葉として話せなくなってしまいます。
なんだか最近、お酒が入ると家族関係がうまくいかなかったと思われる方は、ぜひ一度、当院へご相談ください。
次回11月15日 「よりよく生きるために」
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