2022/11/28
コラム
自殺を企てることを『自殺企図』と言います。
アルコール依存症の人は依存症ではない人と比較して自殺の危険性が約6倍高いとされており、自殺者全体の15~56%にアルコール乱用または依存がみられたと報告されています。
酩酊状態での「衝動の高まり」などが自殺の直接的な要因に成るだけではなく、アルコール依存症がもたらした「離婚」、「失業」、「重篤な疾患」が「孤独」、「貧困」「苦痛」などをもたらし、それらが間接的な要因と成り得るからです。
またリストカット、タバコの火を押し付ける等の自分自身を死なない程度に傷つけることを『自傷行為』と言います。
『自傷行為』は強い不安や抑えきれない苦しみを処理しようとする行動であり、また攻撃衝動を自分自身に向けるときに行うものです。
過度の飲酒は、不安、苦しみ、攻撃性を高め、それら『自傷行為』を誘発します。
また多量飲酒そのものも身体を傷める『自傷行為』なのです。
ご自身やご家族で、お心当たりのある方はぜひ早期の受診をお勧めします。
無料相談ホットライン:099-243-6700
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