医療法人寛容会 森口病院

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より良く生きるために

2025/11/15

お知らせ

アルコールに頼りたくなる時は、心の「迷い」がくれた、立ち止まるサイン

皆様、こんにちは!仕事で疲れた日、ちょっと気分が沈んだ日、つい「一杯飲もうかな…」と手が伸びること、ありますよね。アルコールは、手軽に心のモヤモヤを一時的に解消してくれる、魔法のような存在に感じられるかもしれません。

でも、その「頼りたい」と感じる瞬間こそが、実はあなたの心が「今、人生の選択肢に迷っていますよ」という、大切なサインを送ってくれている時かもしれません。今日は、その心の声に耳を傾け、「より良く生きる」ためのヒントを探してみましょう。

1.アルコールが隠してしまう「本当の気持ち」

アルコールは、感情を一時的に麻痺させます。しかし、飲酒でごまかしている間に、あなたの心の中では本当に向き合うべき「迷い」が置き去りになってしまいます。お酒に頼りたい時は、立ち止まって「今、私自身は何を求めているんだろう?」と、自分の心に静かに問いかけてみましょう。

2.迷いを乗り越え「より良く生きる」ための3つの行動

迷っている状態は、「新しい生き方を選ぶチャンス」でもあります。アルコールなしで、その迷いを力に変える具体的な行動をご紹介します。

① 「代替行動」をルールにする

飲みたい衝動は、長くても15〜30分で収まると言われています。その「波」を乗り切るための代替行動を事前に決めておきましょう。体を動かす: 散歩に出る、軽いストレッチをする。感覚を変える: 熱いシャワーを浴びる、アロマを焚く、集中してお茶を淹れる。記録する: 感情を正直に書き出すなどです。

② 「小さな決断」で自信を取り戻す

大きな人生の迷いを抱えている時こそ、日々の小さな決断を大切にしましょう。「今日は飲むのをやめて、代わりに映画を一本観る」など、自分でコントロールできる小さな成功体験を積み重ねることで、「自分は自分の人生を動かせる」という自信が回復します。

③ 誰かの「知恵」を借りる

迷っている時は視野が狭くなりがちです。一人で答えを出そうとせず、たくさんの知恵を借りましょう。

アルコールに手を伸ばす代わりに、その一瞬を「自分の人生を考える時間」に変えてみませんか。その小さな一歩こそが、あなたを「より良く生きる」未来へと導いてくれるはずです。

次回 11月 16日 「相談窓口について」

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