2026/05/14
お知らせ
あっという間に春が過ぎ、新緑のまぶしい季節となりました。
毎年5月14日から5月20日までの期間は「ギャンブル等依存症問題啓発週間」です。
この機会に7日間にわたり、ギャンブル依存症について考えるヒントをお届けできればと思います。
初日の今日は、「ギャンブル依存症とは何か?」についてお話しします。
— まずは“知ること”から始めませんか?
最新の調査(鹿児島県ギャンブル等依存症対策推進計画)によると、私たちの住む鹿児島県は、人口あたりのパチンコ・パチスロ店舗数が全国1位(人口10万人あたり11.04か所)というデータがあります。
これだけ身近に遊べる場所があるということは、それだけ多くの人がギャンブルに触れる機会があるということです。実際に、県内では約17,000人もの方が、ギャンブルとの付き合い方に悩んでいると推計されています。鹿児島県は、実は身近にギャンブルがある環境なのです。
とは言え、ギャンブル依存症という言葉を聞くと、 「怖いもの」「自分には関係ないもの」 そんなイメージを持つ方も多いかもしれません。
でも実は、ギャンブル依存症は “誰でもなりうる病気” です。 意志の弱さでも、性格の問題でもありません。
ギャンブルによる強い刺激を繰り返すと、脳の報酬系という部分がうまく働かなくなり、自分の意志の力だけではコントロールできなくなってしまうのです。
つまり、脳の仕組みやストレス、環境など、 さまざまな要因が重なって起こる“健康の問題”です。
「やめたくても、やめられない」のは脳の仕組みのせいなのです。
そして、病気であるということは、 治療や支援で回復できる ということでもあります。
もし、あなたが 「ちょっと気になるな」 「家族のことで心配がある」 そんな気持ちでこのブログを開いてくださったのなら、 それはとても大切な一歩です。自分を責めたり、恥じたりする必要はありません。
依存症は、適切なサポートがあれば回復へと向かうことができるものです。このブログが、その一歩手前で立ち止まっている方への「やさしい入口」になれば幸いです。
森口病院では、依存症からの回復を目指す方のサポートをさせていただいております。
あなたが「自分らしさ」を取り戻せるよう、温かく支える場所でありたいと願っています。
まずは「依存症」という病気を知ることから、一緒に始めましょう。
明日は、「どうしてやめられないの?」というテーマで、もう少し深くお話しします。

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