2025/11/13
お知らせ
健康な人にも、依存症の当事者の人にも。飲酒の量を「少し減らしてみようかな?」
と、考えたことのある方は多くいらっしゃるのではないでしょうか?
「節酒」とは、健康維持・疾病予防などの目的として飲酒の量を意識的に抑えることを指します。
健康な人にとって節酒は「予防」と「自己管理」の第一歩です。週に1〜2日の休肝日を設ける、飲酒量を記録する、低アルコール飲料を選ぶなど、無理のない工夫で体調や睡眠の改善を実感できます。我慢ではなく、自分の生活をより快適にするための前向きな選択をするということで「節酒」につながります。
節酒によって得られるメリット
◎ 睡眠の質が良くなり、翌朝の目覚めがすっきりする
◎ 血圧や肝機能など、健康指標の改善が期待できる
◎ 飲酒にかかる費用を減らせる
◎ 家族との時間や趣味の時間が増える
具体的な節酒の方法
● 週に1〜2日の休肝日を設ける
● 飲む前に「今日はここまで」と決める
● 空腹で飲まない・ゆっくり飲む
● お酒以外のリラックス方法を見つける
一方で、アルコール依存症の当事者の方にとっては「節酒」ではなく「断酒」が必要な場合があります。飲酒を減らそうとしても失敗する、飲まないと落ち着かない、仕事や家庭に支障が出ているといったサインがあるときは、医療的な支援が欠かせません。依存症は意志の弱さではなく「病気」であり、専門的な治療や自助グループ、家族支援を通じて回復の道を歩むことができます。

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