2023/11/12
お知らせ
今回は、当院外来で実施しているアルコール依存症回復プログラム「MARP-A」と「節酒プログラム」についてご紹介させていただきます。
まず、治療プログラムには入院治療と外来治療があります。どちらも必要な治療です。
その方にとってどちらの治療が望ましいのかは、ご本人様の意見を尊重しながら、家族の意見を聞き、医師と相談して決定していきます。
外来治療MARP-Aでは主に、アルコール依存症についての知ることからはじめていきます。講義やワークブックを用いて、脳のメカニズム・病気の症状などの知識を得て、再発防止の為にどのように対処すれば良いのかスキルトレーニングを学びます。
とてもアットホームな空間・グループで、最初は抵抗感や不安が強かったけれど、同じアルコール依存症で悩まれている方々で話ができることでの所属と安心を皆さま感じられています。
自分の正直な想いや気持ち、これまでの体験談。人には言えない悩みを仲間同士で否定せず、素直に向き合い、話し合い、そして共有することで、今まで抱えていた心の苦しさや生きづらさが和らいでいき、さらには新たな気づきや学びに繋がり、仲間と一緒に回復に向け一歩踏み出すことができます。
続いて「節酒プログラム」について説明します。
お酒が引き起こす生活習慣病には肝障害、膵炎、糖尿病、高尿酸血症、高血圧、食道がん、胃がんなどのさまざまな病気リスクがあります。
また、生活習慣で多量飲酒を繰り返していると、アルコール依存症になるリスクも高まります。
ワークブックを活用し生活習慣になっているご自分のお酒の飲み方を振り返り、飲み方を少し変えてみようと思われた時に、そのお手伝いをするため成功した先人の経験をもとにつくられたものです。
生活習慣が変われば、お酒が引き起こす病気になるリスクも軽減されます。
我慢しなくてもコツさえつかめば生活習慣を変えることが出来ることを、あなたも経験できます。
アルコール依存症は自分だけでの治療、回復は難しい病気です。
回復には仲間が必要です。
アルコール関連問題でお悩みの方、何か少しでもMARP-Aや節酒プラグラムについて気になる点等ありましたら、当院の依存症治療専門スタッフが親身にお答えさてさせていただきます。
まずはお気軽にご相談ください。
無料相談ホットライン
依存症専門医療機関・依存症治療拠点機関森口病院:099-243-6700
次回予告
掲載日 11月13日(月) テーマ「入院治療の紹介」
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