2023/05/18
お知らせ
フォーラム
ギャンブル依存症から回復するためには治療が必要です。
診断
治療はまずギャンブル依存症かどうか診察を受けることです。ギャンブル依存症は個人の意志や、性格の問題ではなく、れっきとした依存症という病気（脳の機能の疾患）です。
もし、少しでも不安があるなら、まずは専門機関に相談することが大切です。
通院治療
ギャンブル依存症に有効な薬物治療はまだありません。回復には、継続的な治療と自助グループへの参加が必要です。
当院でも定期的にギャンブル依存症のグループミーティングが開かれています。 主に、ギャンブル依存症という病気について知ることから始めていきます。講義やワークブックを用い、脳のメカニズム・病気の症状などの知識を得て再発防止のためにどのように対処すれば良いのかスキルトレーニングを学んだり、同じ悩みを持った仲間の話を聞くことで回復へのヒントを見出します。
入院治療
ギャンブルで、社会生活が困難になった場合は、入院治療が必要になる場合もあります。人生の仕切り直しと自分の病気についての学習、自助グループへの参加の習慣付けに役立ちます。
医師や専門スタッフの依存症講義などを通して、病気を理解し、さらに認知行動療法等によって欲求への様々な対処法を学んでいきます。
また、同じ問題を抱えた仲間が集まって、集団精神療法により感情の表出や対処の仕方を学んでいき、作業療法においては運動等による回復プログラムを通して、依存症が脳に及ぼす直接的な有害作用を軽減し、自分には何かを成し遂げることが出来る能力があるという自己効力感アップにもつながり、入院という集団生活の中で、より一層仲間との絆も深まります。
家族支援
家族もこの病気の特徴を理解することが、病気の回復には必要です。家族がすべきこと、してはならないことを見分けられ、そうする意味も理解することで、ご家族の辛さも軽減することにつながります。当院では、依存症問題でお悩みのご家族や身近な方の支援も行っております。ご家族のみの相談も可能です。家族や身近な方が病気を理解し、ご家族自身が心身の健康な状態を取り戻すことが、依存症からの回復への近道となります。
【森口病院の家族支援のご案内】
ギャンブル依存症ファミリープログラム
毎月 第4土曜日14:00～16:00
ファミリーサポートかぞくの森
毎月 第2土曜日14:00〜16:00
※オンラインでの参加も可能です。
家族支援専門スタッフによる電話相談
TEL：099-243-6700（ガイダンス2番）
月～土曜日｜14:00〜16:00
※祝日の場合はお休みになります。
※上記曜日と時間帯以外でも相談員による電話相談が可能です。
依存症はひとりで回復するのは難しい病気です。
「依存症」と聞くと「だらしないから」とか「本人の意志が弱い」など誤解されがちですが、「ギャンブル依存症」という病気なのです。病気になったことは、恥ずかしいことではありません。身体の病気になったら病院に行くように、依存症も病院で治療ができます。
ギャンブル依存症は身体に症状が現れない分、治療が難しい病気ですので、専門的な治療が必要です。
もし、依存症問題でお悩みがありましたら、当院までご相談ください。
無料相談ホットライン：📞TEL:099-243-6700（９：００～１７：００）
〒892-0873 鹿児島市下田町1763番地
TEL:099-243-6700 FAX:099-243-6752
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