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こころの快復と、健やかな毎日をサポートします。

当院の依存症治療の歴史

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昭和59年1月、横須賀のアメリカ海軍病院アルコール・薬物依存症治療センター責任者Dr.スカラモジーノ氏が来院。カウンセラーを養成していただき、治療法を伝授されました。また、アメリカのアルコール・薬物依存症治療のメッカであるミネソタのヘーゼルデン病院で行われているミネソタモデルと呼ばれる治療法を加味しました。開設当時は「アルコール依存症は病気である」という事実が日本にあまり浸透していない時代でありました。それから30年以上に渡り依存症治療専門病院として、多くの依存症者様の回復をお手伝いさせて頂いております。現在も継続してアメリカ研修へスタッフを派遣し、世界標準の依存症治療提供に努めさせて頂きます。

 

各依存症の概要とその治療

 

●アルコール依存症とは

アルコール依存症とは、コントロール喪失で車に例えるとブレーキが壊れた状態。ブレーキの壊れた車が走り出したら止まらないのと同じで、アルコール依存症になると二度とうまくコントロールして飲むことはできません。壊れたブレーキは修理も取り替えもできないので完全断酒を目指した治療が必要なのです。昭和59年からアメリカの治療プログラムを導入し、精神安定剤、睡眠薬を使用せずに精神療法を中心としたアルコール依存症の治療に取り組んでいます。

●薬物依存症とは

抗不安薬や睡眠薬を長期に服用すると薬物依存に陥り、薬を減らしたりやめたりすると不安の増大やパニック発作、頭痛、不眠などの離脱症状に苦しむケースが問題になっています。日本は欧米に比べ抗不安薬や睡眠薬の処方が際立って多いといわれています。当院ではアルコール依存症の治療と並行して薬物依存の治療も行います。

●ギャンブル依存症とは

ギャンブル依存症とは、ギャンブルにのめり込んだ結果、ギャンブルを行うことを自分でコントロール出来なくなる病気です。借金が膨大に膨らみやすく、法的な問題を抱えて家族の生活への悪影響も多い病気です。当院では、入院治療はもちろんのこと、アフターケアを丁寧に行い、就労についてもお手伝いさせて頂きます。

●ご家族の方へ

身近な家族のお酒の問題に悩みながらも、誰にも相談できず、つらい毎日をお過ごしになっているご家族が大勢おられます。  「アルコール依存症は否認の病気」とも言われ、ご本人が自ら受診することが難しい病気なのです。当院ではご家族がこの病気の事を学ぶためのプログラムも用意してあります。ご本人が病院に受診することができるように、またご家族の方自身がサポートを受ける事ができるように、ご家族だけでもかまいませんので、ぜひご相談下さい。

 

●当院の依存症治療の3つの柱

 

当院の依存症治療法は3つの大きな柱からなります。

 

依存症という病気を知る

 

まず1つ目は「依存症という病気を知る」。アルコールや薬物の摂取や、ギャンブルをコントロール出来なくなることは、本人の性格や人格の問題では無く、依存症という病気の症状であることを深く理解して頂き、その病気の治療への動機づけを行います。

自己変革

 

2つ目は「自己変革」。依存症は、アルコールや薬物の摂取、ギャンブル等を止めようとしても、意思の力では対応できずに苦しむ病気です。依存症から回復していくには物の考え方や捉え方、行動パターン、感情パターン、人生観を変えていき「お酒・薬物・ギャンブル等を必要としない生き方」を身に着けていく必要があります。

自助グループ(AA・NA・GA・断酒会など)

 

そして3つ目が「AA」「断酒会」と呼ばれる断酒自助グループです。AAは1935年にアメリカで誕生した断酒自助グループで、完全断酒の継続を取り組む仲間が集い、お互いの様々な問題を共有・共感することを目的としています。「AA」が創立された1935年を境に、依存症は回復出来る病気になりました。AAは現在180国以上で300万人のメンバーが参加しています。薬物依存症の自助グループとしては「NA」、ギャンブル依存症の自助グループとしては「GA」があります。

 

アルコール依存症・薬物依存症 回復への流れ

当院が目ざす『依存症からの回復』とは、「アルコール、睡眠薬、精神安定剤など脳に影響を及ぼす物質を使わないで、楽しく健全な生活ができる」ことを言います。

 

STEP1<解毒期> 入院時~3週目

 

アルコールや薬物を摂取している状態から、全く取らない状態に移行して数時間後に「(早期)離脱症状」が生じ始めます。離脱症状としては、手や全身の震え、発汗(特に寝汗)、不眠、吐き気、嘔吐、血圧の上昇、不整脈、イライラ感、集中力の低下、幻覚(虫の幻など)、幻聴などがみられます。命の危険性もありますので、病棟で安静にして頂き、薬などで離脱症状を抑えながら体調管理を行っていきます。同時に不必要な睡眠薬や精神薬の減薬・断薬を実施していきます。また、各種検査も実施します。

 

STEP2<学習期> 3週目~10週目

 

離脱期を過ぎて、体力や精神状態、脳機能の回復が見られた時点で、アルコールリハビリテーションプログラムを開始します。院長・ドクターによる講義、及びリカバリーダイナミクスプログラム等の講義を通じて「依存症」という病気について理解をして頂きます。また、リハビリプログラムの主幹となるグループミーティングや院内AAへの参加も開始します。心身状態に応じて作業療法も始まります。

 

STEP3<変革期> 11週目~20週目

 

グループミーティングを通じて、飲まないで(薬物を使用しないで)生きている同じ依存症の仲間の話などを聞きながら、新しい価値観、新しい生き方について体感し、今までとは違う生き方が自分には出来るということを感じて頂きます。また、より自分への洞察を深めて頂く為に、「酒歴」「自叙伝」などを作成して、仲間とシェア(分かち合い)して頂きます。

STEP4<行動期> 21週目~24週目

 

社会復帰への取組みとして、負の感情の棚卸し、家族や社会への取組み、地域AAへの参加等を計画し実行していきます。依存症からの回復には長期間の治療が必要である為、退院後の通院治療や、社会復帰施設の利用についても一緒に計画を建てていきます。就労支援が必要な場合には、関連施設においてお手伝いをさせて頂きます。

 

回復への流れ

アルコール依存症・薬物依存症治療「週間プログラム」

森口病院では、個人及び集団精神療法が主で、薬物依存症にならないように睡眠薬、精神安定剤を使わないのが大きな特徴です。

アルコール依存症・薬物依存症治療週間プログラム

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